一人暮らしでも安心。母がすすめる調味料4つと、ちょっとあると嬉しいもの
あなたがこれから一人暮らしを始めるとき、きっと「キッチンに何をそろえたらいいんだろう」と迷うと思います。
スーパーに行くと「あ、これも使えそう」とつい手に取ってしまって、結局ほとんど使わないまま賞味期限が切れてしまう…。
昔の私も、何度も同じことをくり返していました。
引っ越しのたびに、まだたっぷり残っている調味料やスパイスを泣く泣く処分して、「あぁ、もったいなかったな」と思ったものです。
今日は、そんな失敗をくり返してきた私がたどり着いた“これさえあれば大丈夫”な調味料4つと、あるとちょっと嬉しいものを、あなたにお話ししますね。
まずは基本をそろえて、必要になったら少しずつ増やしていく。それが、いちばん無駄がなくて、料理も長く続けられるコツなんですよ。
引っ越しで見えた「本当に使う調味料」
この前の引っ越しで、自分でもびっくりするくらい調味料やスパイスをため込んでいたことに気づきました。
一度だけ使ったカレー粉や、「今度使おう」と思って買ったのに出番がなかったスパイス…。
賞味期限を見ては処分する作業のくり返しです。
最終的に新しい家に持って行ったのは、塩、しょうゆ、みそ、油の4つだけでした。
我が家では煮物を作るとき、自家製の「なべタレ」を使うので、砂糖はほとんど必要ありません。
みりんや料理酒も、なくても十分おいしいごはんが作れます。
もちろん、あれば便利な調味料は他にもありますが、「毎日使うもの」からそろえるのが、やっぱり一番です。
まずはこの4つから始めてみて
塩 – 味の土台になる存在
塩は、料理の味を決める大事な存在です。
たとえば1,000円する高めの塩を買っても、一度に使うのはほんの少し。
1食あたりに換算すれば数十円、もしかすると数円の世界です。
でも、その少しの違いで炒め物やスープの味が見違えることがあります。
だからこそ、塩だけはちょっと奮発してもいいと思っています。
しょうゆ – 舌が覚えている味を選ぶ
私は一人暮らしを始めた頃、「しょうゆなんてどれも同じ」と思っていました。
ところが、実家と違うしょうゆで煮物を作ると、なぜか味が決まらない。
数か月悩んだ末、実家からしょうゆが送られてきて、それで作ってみたら、ようやく納得の味になりました。
「しょうゆは、自分の舌になじんだ味が一番おいしい」――そのとき初めて実感しました。
九州の甘めのしょうゆに、関東出身のパパは最初なじめなかったのですが、今では「これじゃないとしょっぱすぎて食べられない」と言うようになりました。
味の好みって不思議で、そして面白いですね。
みそ – 地域ごとの味の違いを楽しむ
みそも地域によって全く味が違います。
私は麹の香りがふんわり漂う、少し甘めの米みそが好きです。
もし買ったみそが口に合わないときは、別のみそと混ぜると味に深みが出て、案外おいしくなります。
みそは長持ちしますし、頻繁に買い足すものではないので、まずは実家で使っていたものを試してみるのがおすすめです。
油 – 毎日使うからこそやさしいものを
油も本当にたくさんの種類がありますが、私はクセがなくて使いやすいこめ油を愛用しています。
揚げ物から炒め物まで、幅広く活躍します。
オリーブオイルも常備していますが、これは加熱用ではなく、ゆでたパスタにかけたり、パンにつけたりする“仕上げ用”。
毎日体に入るものだからこそ、体にも料理にもやさしいものを選びたいですね。
ちょっとあると嬉しいもの
これは調味料に入るか迷うところですが、マヨネーズとケチャップはやっぱり便利です。
オムライスやポテトサラダ、サンドイッチなど、あると一気に料理が楽しくなります。
特にパパは「マヨネーズは世界で一番素晴らしいソース」だと、何度も熱弁していました(笑)。
まとめ
調味料やスパイスをたくさんそろえるのも楽しいですが、まずは塩・しょうゆ・みそ・油という基本の4つを、自分や家族の舌になじむ味でそろえること。
それだけで毎日のごはんは十分おいしく作れますし、暮らしもぐっとシンプルになります。
慣れてきたら、少しずつお気に入りの調味料を増やしていけばいいんです。
今日も、遠くのキッチンから。あなたの毎日が、もっとおいしく、もっとやさしくなりますように。
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